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10,029
偈句数
9,999
日本語訳あり
9,982
パーリ原文
経典 19
テーマ 20
該当 109
すべて 智慧 4354 老い 931 苦しみ 772 正念 695 怒り 356 執着 350 350 業・因果 346 幸せ 337 自己 244 人間関係 243 家族 234 不安 168 仕事 165 渇愛 147 慈悲 115 無常 111 孤独 45 43 感謝 23
経典: vinaya ✕ クリア
不安 vinaya 趣旨一致
Apassenaphalakaṁ heṭṭhato bhūmiṁ vilikhati, uparito bhittiñca. “Anujānāmi, bhikkhave, heṭṭhato ca uparito ca coḷakena paliveṭhetun”ti. Tena kho pana samayena bhikkhū dhotapādakā nipajjituṁ kukkuccāyanti. “Anujānāmi, bhikkhave, paccattharitvā nipajjitun”ti. 3.5. Saṅghabhattādianujānana Atha kho bhagavā āḷaviyaṁ yathābhirantaṁ viharitvā yena rājagahaṁ tena cārikaṁ pakkāmi. Anupubbena cārikaṁ caramāno yena rājagahaṁ tadavasari. Tatra sudaṁ bhagavā rājagahe viharati veḷuvane kalandakanivāpe. Tena kho pana samayena rājagahaṁ dubbhikkhaṁ hoti. Manussā na sakkonti saṅghabhattaṁ kātuṁ;
〔背もたれ板の規定〕 背もたれ板(アパッセーナ)の下は床を削り、上は壁に当てておくのであった。〔世尊は言われた。〕「比丘たちよ、下と上とを布で包むことを許可する。」 そのころ、比丘たちは足を洗ったまま横になることをためらっていた(くつくつと心配していた)。〔世尊は言われた。〕「比丘たちよ、〔布を〕敷き広げてから横になることを許可する。」 〔第三節第五項 僧団への食事供養等の許可〕 さて、世尊はアーラヴィーにおいて意のままに滞在されたのち、ラージャガハに向かって遊行(じゅぎょう)に出発された。次第に歩みを進めながら、ラージャガハへと至られた。そこで世尊はラージャガハのヴェールヴァナ、カランダカニヴァーパに滞在された。 そのころ、ラージャガハでは飢饉が起きていた。人々は僧団への食事供養(サンガバッタ)を行うことができず——
副テーマ: anxiety,suffering,work,compassion
導線タグ: 食糧不足,生活困窮,不安,規則への恐れ,共同体,日常の心配,物資の欠乏
⚠ 出家者向けの文脈
不安 vinaya 趣旨一致
Atha kho bhagavā tathārūpaṁ iddhābhisaṅkhāraṁ abhisaṅkharitvā padhūpāyi. Atha kho so nāgo makkhaṁ asahamāno pajjali. Bhagavāpi tejodhātuṁ samāpajjitvā pajjali. Ubhinnaṁ sajotibhūtānaṁ agyāgāraṁ ādittaṁ viya hoti sampajjalitaṁ sajotibhūtaṁ. Atha kho te jaṭilā agyāgāraṁ parivāretvā evamāhaṁsu— “abhirūpo vata bho mahāsamaṇo nāgena viheṭhiyatī”ti. Atha kho bhagavā tassā rattiyā accayena tassa nāgassa anupahacca chaviñca cammañca maṁsañca nhāruñca aṭṭhiñca aṭṭhimiñjañca tejasā tejaṁ pariyādiyitvā patte pakkhipitvā uruvelakassapassa jaṭilassa dassesi— “ayaṁ te, kassapa, nāgo pariyādinno assa tejasā tejo”ti. Atha kho uruvelakassapassa jaṭilassa etadahosi— “mahiddhiko kho mahāsamaṇo mahānubhāvo, yatra hi nāma caṇḍassa nāgarājassa iddhimato āsivisassa ghoravisassa tejasā tejaṁ pariyādiyissati, na tveva ca kho arahā yathā ahan”ti.
そこで世尊は、かくのごとき神通力(iddhi)の行使をなされ、煙を放たれた。するとかの龍は、煙に堪えられず、火を噴いた。世尊もまた火界(tejodhātu)の定(samāpatti)に入られ、火を放たれた。両者がともに輝き燃えるにおよんで、火祠堂(agyāgāra)はまるで炎上した家のごとく、赤々と燃え盛り輝き渡った。そこで彼ら結髪行者(jaṭilā)たちは火祠堂を取り囲み、こう言った。 「ああ、あの麗しき大沙門は、龍に苦しめられておいでだ」と。 やがて世尊は、その夜が明けると、かの龍の皮膚も、表皮も、肉も、筋も、骨も、骨髄をも損なうことなく、ただ火をもって火を制し尽くされ、その龍を鉢(patta)の中に納めて、ウルヴェーラ・カッサパ(Uruvelakassapa)なる結髪行者のもとに示して言われた。 「カッサパよ、これがそなたの龍じゃ。この龍の火は、火をもって制し尽くされたのである」と。 そこでウルヴェーラ・カッサパなる結髪行者に、かくの思いが起こった。 「大沙門は実に大いなる神通力(mahiddhi)あり、大いなる威力(mahānubhāva)あり。いかなれば、あれほど猛き龍王の、神通ある毒蛇の、恐ろしき毒を持つものの火を、火をもって制し尽くしえたことか。しかるに、かの方は阿羅漢(arahā)にはあらず。わがごとき者こそ阿羅漢なれ」と。
副テーマ: fear,present_moment
導線タグ: 上司,将来,自信,食事,罪悪感
不安 vinaya 趣旨一致
Atha kho meṇḍako gahapati buddhappamukhaṁ bhikkhusaṅghaṁ paṇītena khādanīyena bhojanīyena sahatthā santappesi sampavāresi, taruṇena ca khīrena. Bhikkhū kukkuccāyantā khīraṁ na paṭiggaṇhanti. “Paṭiggaṇhatha, bhikkhave, paribhuñjathā”ti. Atha kho meṇḍako gahapati buddhappamukhaṁ bhikkhusaṅghaṁ paṇītena khādanīyena bhojanīyena sahatthā santappetvā sampavāretvā taruṇena ca khīrena bhagavantaṁ bhuttāviṁ onītapattapāṇiṁ ekamantaṁ nisīdi. “santi, bhante, maggā kantārā, appodakā appabhakkhā, na sukarā apātheyyena gantuṁ. Sādhu, bhante, bhagavā bhikkhūnaṁ pātheyyaṁ anujānātū”ti. Atha kho bhagavā meṇḍakaṁ gahapatiṁ dhammiyā kathāya sandassetvā samādapetvā samuttejetvā sampahaṁsetvā uṭṭhāyāsanā pakkāmi. Atha kho bhagavā etasmiṁ nidāne etasmiṁ pakaraṇe dhammiṁ kathaṁ katvā bhikkhū āmantesi— “anujānāmi, bhikkhave, pañca gorase— khīraṁ, dadhiṁ, takkaṁ, navanītaṁ, sappiṁ.
そのとき、メーンダカ長者は、仏陀を上首とする比丘の僧伽(サンガ)に対し、みずから手ずから、精選された噛み物・食べ物をもって満足させ、十分に供養し、さらに新鮮な乳をも施した。比丘たちは不安(くつくつ)を覚えて、その乳を受け取ろうとしなかった。〔そこで世尊は仰せになった。〕「比丘たちよ、受け取りなさい。受用しなさい」と。 こうして、メーンダカ長者は、仏陀を上首とする比丘の僧伽に、精選された噛み物・食べ物をもってみずから手ずから満足させ、十分に供養し、新鮮な乳をも施しおわって、世尊が食事を終えて鉢を手より離されたのちに、かたわらに座した。そして申し上げた。「尊師よ、この地には荒野(あらの)の道があり、水も乏しく、食糧も乏しく、糧食なくしては行き難うございます。願わくば、尊師よ、世尊は比丘たちのために携行食糧(パーテイヤ)をお許しくださいますように」と。 そこで世尊は、メーンダカ長者を法(ダンマ)の教説によって示し、勧め、励まし、喜ばせてから、座より立って立ち去られた。 そのとき世尊は、この因縁、この事件に基づいて法の教説を説き、比丘たちに告げられた—— 「比丘たちよ、五種の牛の産物(ゴーラサ)を許可する。すなわち、乳(ちち)・酪(だく)・酥酪(しゃらく)・生酥(なまず)・醍醐(だいご)である」と。
副テーマ: present_moment
導線タグ: 子育て,食事,罪悪感
⚠ 出家者向けの文脈
不安 vinaya 趣旨一致
icchanti uddesabhattaṁ nimantanaṁ salākabhattaṁ pakkhikaṁ uposathikaṁ pāṭipadikaṁ kātuṁ. “Anujānāmi, bhikkhave, saṅghabhattaṁ uddesabhattaṁ nimantanaṁ salākabhattaṁ pakkhikaṁ uposathikaṁ pāṭipadikan”ti. 3.6. Bhattuddesakasammuti Tena kho pana samayena chabbaggiyā bhikkhū attano varabhattāni gahetvā lāmakāni bhattāni bhikkhūnaṁ denti. Bhagavato etamatthaṁ ārocesuṁ. “Anujānāmi, bhikkhave, pañcahaṅgehi samannāgataṁ bhikkhuṁ bhattuddesakaṁ sammannituṁ— yo na chandāgatiṁ gaccheyya, na dosāgatiṁ gaccheyya, na mohāgatiṁ gaccheyya, na bhayāgatiṁ gaccheyya, uddiṭṭhānuddiṭṭhañca jāneyya. Evañca pana, bhikkhave, sammannitabbo. Paṭhamaṁ bhikkhu yācitabbo, yācitvā byattena bhikkhunā paṭibalena saṅgho ñāpetabbo— ‘Suṇātu me, bhante, saṅgho.
〔比丘たちは〕指定食(ウッデーサバッタ)・招待食(ニマンタナ)・籤引食(サラーカバッタ)・半月食(パッキカ)・布薩食(ウポーサティカ)・月初食(パーティパディカ)を行うことを望んだ。〔世尊は言われた。〕「比丘たちよ、私は僧伽食(サンガバッタ)・指定食・招待食・籤引食・半月食・布薩食・月初食を許可する。」 3.6 食事配分者の選出 さてそのとき、六群比丘(チャッバッギヤ)たちは、自分たちには上等な食事を取り、劣った食事を〔他の〕比丘たちに与えていた。このことが世尊に申し上げられた。 〔世尊は言われた。〕「比丘たちよ、私は五つの徳目を具えた比丘を食事配分者(バットゥッデーサカ)に選出することを許可する。すなわち、欲(チャンダ)に従って偏ることなく、瞋恚(ドーサ)に従って偏ることなく、愚痴(モーハ)に従って偏ることなく、恐れ(バヤ)に従って偏ることなく、かつ配分済みのものと未配分のものとを知る者、これである。 比丘たちよ、その選出は次のようになすべきである。まず〔候補の〕比丘に〔引き受けを〕求め、求めたうえで、有能にして堪能なる比丘が僧伽に告知すべきである。『大徳よ、僧伽よ、聞いてください。……』」
副テーマ: fear,present_moment
導線タグ: 比較,介護,自信,対人恐怖,自己否定
⚠ 出家者向けの文脈
不安 vinaya 趣旨一致
Nerañjarāyaṁ bhagavā, Uruvelakassapaṁ jaṭilaṁ avoca; “Sace te kassapa agaru, Viharemu ajjaṇho aggisālamhī”ti. “Na kho me mahāsamaṇa garu, Phāsukāmova taṁ nivāremi; Caṇḍettha nāgarājā, Iddhimā āsiviso ghoraviso; So taṁ mā viheṭhesī”ti. “Appeva maṁ na viheṭheyya,
ネーランジャラー河のほとりにて、世尊はウルヴェーラのカッサパなる結髪行者に告げられた。「カッサパよ、もし汝に異存がなければ、今日の夜を火祠堂(aggisāla)に宿らせてもらいたい」と。 「大沙門(mahāsamaṇa)よ、私には何ら異存はありません。ただ、あなたのご安楽をこそ願えばこそ、お止めするのです。そこには猛き龍王(nāgarājā)がおります。神通力を持ち、毒牙鋭く、その毒は恐ろしきもの。その者があなたを害さなければよいのですが」と。 「されば、その者が私を害することもあるまい。
副テーマ: fear,present_moment
導線タグ: 上司,睡眠,食事
不安 vinaya 趣旨一致
Santi, bhikkhave, maggā kantārā appodakā appabhakkhā, na sukarā apātheyyena gantuṁ. Anujānāmi, bhikkhave, pātheyyaṁ pariyesituṁ taṇḍulo taṇḍulatthikena, muggo muggatthikena, māso māsatthikena, loṇaṁ loṇatthikena, guḷo guḷatthikena, telaṁ telatthikena, sappi sappitthikena. Santi, bhikkhave, manussā, saddhā pasannā, te kappiyakārakānaṁ hatthe hiraññaṁ upanikkhipanti— ‘iminā ayyassa yaṁ kappiyaṁ taṁ dethā’ti. Anujānāmi, bhikkhave, yaṁ tato kappiyaṁ taṁ sādituṁ; na tvevāhaṁ, bhikkhave, kenaci pariyāyena jātarūparajataṁ sāditabbaṁ pariyesitabbanti vadāmī”ti. 23. Keṇiyajaṭilavatthu Atha kho bhagavā anupubbena cārikaṁ caramāno yena āpaṇaṁ tadavasari. Assosi kho keṇiyo jaṭilo— “samaṇo khalu bho gotamo sakyaputto sakyakulā pabbajito āpaṇaṁ anuppatto, taṁ kho pana bhavantaṁ gotamaṁ evaṁ kalyāṇo kittisaddo abbhuggato …pe…
「比丘たちよ、荒野の道には、水も乏しく食糧も乏しく、路糧(パーテッヤ)なくして行くことは容易ではないものがある。比丘たちよ、路糧を求めることを許す。米を必要とする者は米を、緑豆を必要とする者は緑豆を、豆を必要とする者は豆を、塩を必要とする者は塩を、粗糖を必要とする者は粗糖を、油を必要とする者は油を、精製バターを必要とする者は精製バターを〔求めることを許す〕。比丘たちよ、信あり浄信(パサンナ)ある人々が、浄施管理人(カッピヤカーラカ)の手に金銭を預けて、『これにて尊者に相応しいものを施せ』と言うことがある。比丘たちよ、そこから相応しいもの(カッピヤ)を受けることを許す。しかしながら比丘たちよ、いかなる手立てによっても、金銀(ジャータルーパラジャタ)を受け取り求めることは、わたしは許さないと言うのである。」 二十三 ケーニヤ結髪行者の事縁 そのとき世尊は、次第に遊行しながらアーパナ〔という町〕へと至り着かれた。結髪行者ケーニヤは聞いた。「まことに、沙門ゴータマ、釈迦族の子にして釈迦の家より出家された方が、アーパナに到着されたと。かの尊きゴータマ尊者については、かくのごとき麗しき名声が高く流布している……(中略)……
副テーマ: fear,present_moment
導線タグ: 介護,別れ,対人恐怖,食事,喪失
不安 vinaya 趣旨一致
Iṅgha tvaṁ kassapa anujānāhi agyāgāran”ti; Dinnanti naṁ viditvā, Abhīto pāvisi bhayamatīto. Disvā isiṁ paviṭṭhaṁ, Ahināgo dummano padhūpāyi; Sumanamanaso adhimano, Manussanāgopi tattha padhūpāyi. Makkhañca asahamāno, Ahināgo pāvakova pajjali; Tejodhātusukusalo,
「さあ、カッサパよ、火室への立ち入りをお許しください」と。 許可が与えられたと知るや、 彼は恐れなく入った、恐怖を超えた者として。 聖者(isi)の入室を見て、 龍蛇(ahināga)は心乱れ、煙を吐き出した。 されど聖者の心は澄み、意は昂く晴れやかにして、 人中の龍たる者もまた、その場に煙を吐いた。 侮辱(makkha)に堪えかねて、 龍蛇は火炎のごとく燃え上がった。 されど火界(tejodhātu)に深く巧みなる者は、
副テーマ: fear
導線タグ: 対人恐怖,食事
不安 vinaya 趣旨一致
“kiṁ nu kho ahaṁ samaṇassa gotamassa harāpeyyan”ti. Atha kho keṇiyassa jaṭilassa etadahosi— “yepi kho te brāhmaṇānaṁ pubbakā isayo mantānaṁ kattāro mantānaṁ pavattāro, yesamidaṁ etarahi brāhmaṇā porāṇaṁ mantapadaṁ gītaṁ pavuttaṁ samihitaṁ, tadanugāyanti tadanubhāsanti, bhāsitamanubhāsanti, vācitamanuvācenti, seyyathidaṁ— aṭṭhako vāmako vāmadevo vessāmitto yamataggi aṅgīraso bhāradvājo vāseṭṭho kassapo bhagu, rattūparatā viratā vikālabhojanā, te evarūpāni pānāni sādiyiṁsu. Samaṇopi gotamo rattūparato virato vikālabhojanā, arahati samaṇopi gotamo evarūpāni pānāni sādiyitun”ti pahūtaṁ pānaṁ paṭiyādāpetvā kājehi gāhāpetvā yena bhagavā tenupasaṅkami; upasaṅkamitvā bhagavatā saddhiṁ sammodi; “paṭiggaṇhātu me bhavaṁ gotamo pānan”ti. “Tena hi, keṇiya, bhikkhūnaṁ dehī”ti. Bhikkhū kukkuccāyantā na paṭiggaṇhanti. “Paṭiggaṇhatha, bhikkhave, paribhuñjathā”ti.
「わたしは沙門ゴータマのもとへ、いかなる飲み物をお持ちすべきであろうか」と。そのとき、結髪行者(ジャティラ)のケーニヤにこのような思いが生じた——「かつてのバラモンたちの祖師であり、マントラを作り、マントラを伝えた先仙(イシ)たち、そのマントラの古い詞句を、いまのバラモンたちが誦し、語り、唱和し、繰り返して伝えているあの方々——すなわちアッタカ、ヴァーマカ、ヴァーマデーヴァ、ヴェッサーミッタ、ヤマタッギ、アンギーラサ、バーラドヴァージャ、ヴァーセッタ、カッサパ、バグ——かれらは夜更けを過ぎれば食を断ち、時ならぬ食事(ヴィカーラボージャナ)を離れていた。そのような方々もかかる飲み物を受けられた。沙門ゴータマもまた夜更けを過ぎれば食を断ち、時ならぬ食事を離れておられる。沙門ゴータマもまた、かかる飲み物を受けるにふさわしいお方である」と。そこでかれは豊かな飲み物を用意させ、瓶に入れさせて、世尊のもとへ近づいた。近づいて世尊とともに挨拶を交わし、「ゴータマ様、どうかわたしの飲み物をお受け取りください」と申し上げた。「ケーニヤよ、それならば比丘たちに与えなさい」と。比丘たちは疑惑(クックッチャ)をいだいて受け取ろうとしなかった。「比丘たちよ、受け取りなさい、受用しなさい」と。
副テーマ: present_moment
導線タグ: 許し,睡眠,食事,罪悪感
⚠ 出家者向けの文脈
不安 vinaya 趣旨一致
Manussanāgopi tattha pajjali. Ubhinnaṁ sajotibhūtānaṁ, Agyāgāraṁ ādittaṁ hoti sampajjalitaṁ sajotibhūtaṁ; Udicchare jaṭilā, “Abhirūpo vata bho mahāsamaṇo; Nāgena viheṭhiyatī”ti bhaṇanti. Atha tassā rattiyā accayena, Hatā nāgassa acciyo honti; Iddhimato pana ṭhitā, Anekavaṇṇā acciyo honti.
人の姿をとった龍(ナーガ)もまた、そこで火を燃え上がらせた。両者が光を放ちて、火祀室は赤々と燃え盛り、光明に満ちあふれた。遊行者たち(ジャティラ)は集まり来て、「まことにかの大沙門(マハーサマナ)は気高きお方。されど龍に悩まされておられる」と口々に語り合った。やがてその夜が明けると、龍の炎は消え失せた。しかるに神通力(イッディ)を具えた者の炎は、なおもさまざまな色を放ちて燃え続けていた。
副テーマ: fear
導線タグ: 上司,食事
不安 vinaya 趣旨一致
“Anujānāmi, bhikkhave, pañcahaṅgehi samannāgataṁ bhikkhuṁ khajjakabhājakaṁ sammannituṁ— yo na chandāgatiṁ gaccheyya, na dosāgatiṁ gaccheyya, na mohāgatiṁ gaccheyya, na bhayāgatiṁ gaccheyya, bhājitābhājitañca jāneyya. Evañca pana, bhikkhave, sammannitabbo. Paṭhamaṁ bhikkhu yācitabbo, yācitvā byattena bhikkhunā paṭibalena saṅgho ñāpetabbo— ‘Suṇātu me, bhante, saṅgho. Yadi saṅghassa pattakallaṁ, saṅgho itthannāmaṁ bhikkhuṁ khajjakabhājakaṁ sammanneyya. Esā ñatti. Suṇātu me, bhante, saṅgho. Saṅgho itthannāmaṁ bhikkhuṁ khajjakabhājakaṁ sammannati. Yassāyasmato khamati itthannāmassa bhikkhuno khajjakabhājakassa sammuti, so tuṇhassa;
「比丘たちよ、五つの特質を具えた比丘を、軟食分配者(khajjakabhājaka)に選任することを、わたしは許可する。すなわち、欲(chanda)に従って偏らず、瞋(dosa)に従って偏らず、癡(moha)に従って偏らず、恐れ(bhaya)に従って偏らず、また分配されたものと分配されていないものとを知る者、これである。 比丘たちよ、かくのごとく選任すべきである。まず比丘に請い、請うた後、有能にして堪能なる比丘によって僧伽(saṅgha)に告知すべきである。 『尊き方々よ、僧伽よ、わが言葉を聞かれよ。もし僧伽にとって時宜にかなっているならば、僧伽はかくかくの名の比丘を軟食分配者に選任されたい。これが白(ñatti)である。 尊き方々よ、僧伽よ、わが言葉を聞かれよ。僧伽はかくかくの名の比丘を軟食分配者に選任する。かくかくの名の比丘が軟食分配者に選任されることを、善しと思われる尊き方は黙っておられよ。』」
副テーマ: fear,present_moment
導線タグ: 自信,対人恐怖,食事
⚠ 出家者向けの文脈
不安 vinaya 趣旨一致
yassa nakkhamati, so bhāseyya. Sammato saṅghena itthannāmo bhikkhu khajjakabhājako. Khamati saṅghassa, tasmā tuṇhī, evametaṁ dhārayāmī’”ti. 3.8. Appamattakavissajjakasammuti Tena kho pana samayena saṅghassa bhaṇḍāgāre appamattako parikkhāro uppanno hoti. Bhagavato etamatthaṁ ārocesuṁ. “Anujānāmi, bhikkhave, pañcahaṅgehi samannāgataṁ bhikkhuṁ appamattakavissajjakaṁ sammannituṁ— yo na chandāgatiṁ gaccheyya, na dosāgatiṁ gaccheyya, na mohāgatiṁ gaccheyya, na bhayāgatiṁ gaccheyya, vissajjitāvissajjitañca jāneyya. Evañca pana, bhikkhave, sammannitabbo. Paṭhamaṁ bhikkhu yācitabbo, yācitvā byattena bhikkhunā paṭibalena saṅgho ñāpetabbo—
「もし承認しない者があれば、発言すべきである。〔もし承認するならば〕黙っておられよ。かくのごとく、それがしという比丘が食物分配人(khajjakabhājako)として僧伽(saṅgha)によって任命された。僧伽はこれを承認した。ゆえに沈黙する。われはかくのごとくこれを保持する』と。 3.8. 少量物品配布任命(appamattakavissajjakasammuti) その時、僧伽の倉庫に少量の資具(parikkhāra)が生じていた。〔比丘たちは〕この事をば世尊に申し上げた。 「比丘たちよ、われは五つの徳目(aṅga)を具えた比丘を少量物品配布人(appamattakavissajjaka)として任命することを許可する。〔その五徳とは、〕偏愛(chanda)によって偏ることなく、瞋恚(dosa)によって偏ることなく、愚痴(moha)によって偏ることなく、恐怖(bhaya)によって偏ることなく、かつ配布すべきものと配布すべからざるものとを知る者である。 比丘たちよ、任命はかくのごとく行うべきである。まず比丘に〔引き受けを〕請うべきである。請い終えて、有能にして堪能なる比丘によって僧伽に告知すべきである——」
副テーマ: fear,present_moment
導線タグ: 介護,自信,対人恐怖,食事
⚠ 出家者向けの文脈
不安 vinaya 趣旨一致
Sace hoti saṅghassa sappi vā telaṁ vā madhu vā phāṇitaṁ vā, sakiṁ paṭisāyituṁ dātabbaṁ. Sace punapi attho hoti, punapi dātabbaṁ. 3.9. Sāṭiyaggāhāpakādisammuti Tena kho pana samayena saṅghassa sāṭiyaggāhāpako na hoti …pe… pattaggāhāpako na hoti …pe… ārāmikapesako na hoti …pe… sāmaṇerapesako na hoti. Sāmaṇerā apesiyamānā kammaṁ na karonti. “Anujānāmi, bhikkhave, pañcahaṅgehi samannāgataṁ bhikkhuṁ sāmaṇerapesakaṁ sammannituṁ— yo na chandāgatiṁ gaccheyya, na dosāgatiṁ gaccheyya, na mohāgatiṁ gaccheyya, na bhayāgatiṁ gaccheyya, pesitāpesitañca jāneyya.
もし僧伽(サンガ)に酥(ギー)、あるいは油、あるいは蜜、あるいは糖蜜があるならば、一度に分け与えるべきである。もし再び必要が生じたならば、再び与えるべきである。 3.9 衣料取得係等の任命 その時、僧伽には衣料取得係がいなかった。……(中略)……鉢取得係がいなかった。……(中略)……園林使い走りがいなかった。……(中略)……沙弥(サーマネーラ)使い走りがいなかった。使いに出されない沙弥たちは、仕事をなさなかった。 「比丘たちよ、わたしは五つの徳を具えた比丘を、沙弥使い走りに任命することを許可する。——すなわち、愛欲によって偏ることなく(不欲偏)、瞋恚によって偏ることなく(不瞋偏)、迷妄によって偏ることなく(不癡偏)、恐怖によって偏ることなく(不怖偏)、そして使いに出されたことと出されていないこととを知る者、その比丘である。」
副テーマ: fear,present_moment
導線タグ: 転職,子育て,対人恐怖,罪悪感
⚠ 自己責任論に誤解されやすい,出家者向けの文脈
不安 vinaya 趣旨一致
Atha kho āyasmā ānando bhagavato etamatthaṁ ārocesi. “Tena hānanda, paṭiyādetū”ti. “Tena hi, roja, paṭiyādehī”ti. Atha kho rojo mallo tassā rattiyā accayena pahūtaṁ ḍākañca piṭṭhakhādanīyañca paṭiyādāpetvā bhagavato upanāmesi— “paṭiggaṇhātu me, bhante, bhagavā ḍākañca piṭṭhakhādanīyañcā”ti. “Tena hi, roja, bhikkhūnaṁ dehī”ti. Bhikkhū kukkuccāyantā na paṭiggaṇhanti. “Paṭiggaṇhatha, bhikkhave, paribhuñjathā”ti. Atha kho rojo mallo buddhappamukhaṁ bhikkhusaṅghaṁ pahūtehi ḍākehi ca piṭṭhakhādanīyehi ca sahatthā santappetvā sampavāretvā bhagavantaṁ dhotahatthaṁ onītapattapāṇiṁ ekamantaṁ nisīdi. Ekamantaṁ nisinnaṁ kho rojaṁ mallaṁ bhagavā dhammiyā kathāya sandassetvā samādapetvā samuttejetvā sampahaṁsetvā uṭṭhāyāsanā pakkāmi.
そこでアーナンダ尊者は、この事をば世尊に申し上げた。「然らばアーナンダよ、準備させるがよい」と〔世尊は仰せになった〕。「然らばロージャよ、準備いたせ」と〔アーナンダは言った〕。そこでマッラ族のロージャは、その夜の明けるとともに、豊かな米飯と麦粉の菓子とを用意させ、世尊のもとに進み出て申し上げた。「世尊よ、どうか世尊は、この米飯と麦粉の菓子とをお受け取りください」と。「然らばロージャよ、比丘たちに与えるがよい」と〔世尊は仰せになった〕。比丘たちは疑惧(くkkucca)の念を抱いて受け取ろうとしなかった。「比丘たちよ、受け取るがよい、受用するがよい」と〔世尊は仰せになった〕。そこでマッラ族のロージャは、仏陀を上首とする比丘の僧伽(saṅgha)に、豊かな米飯と麦粉の菓子とを自らの手をもって十分に供し、満ち足りるまで勧めて、世尊が手を洗い終え、鉢から手を放されるのを待って、一方に座した。一方に座したマッラ族のロージャに対して、世尊は法に関わる話(dhammī kathā)をもって、開示し、勧め励まし、奮い起こし、喜ばせてから、座より立ち上がって去り行かれた。
副テーマ: anxiety,compassion,gratitude,relationship
導線タグ: 不安,規則への恐れ,施し,受け取ること,許可を求める,コミュニティの調和,食事の供養
⚠ 出家者向けの文脈
不安 vinaya 趣旨一致
Tassa parivasantassa añño bhikkhu āgacchati bahussuto āgatāgamo dhammadharo vinayadharo mātikādharo paṇḍito viyatto medhāvī lajjī kukkuccako sikkhākāmo. ‘kiṁ ayaṁ, āvuso, bhikkhu āpanno? Kissāyaṁ bhikkhu parivasatī’ti? Te evaṁ vadenti— ‘yāyaṁ, āvuso, āpatti jānappaṭicchannā, dhammikaṁ tassā āpattiyā parivāsadānaṁ; dhammattā ruhati. Yā ca khvāyaṁ, āvuso, āpatti ajānappaṭicchannā, adhammikaṁ tassā āpattiyā parivāsadānaṁ; adhammattā na ruhati. Ekissā, āvuso, āpattiyā bhikkhu mānattāraho’ti. Idha pana, bhikkhave, bhikkhu dve saṅghādisesā āpattiyo āpajjati dvemāsappaṭicchannāyo;
その別住(パリワーサ)を行じている者のもとへ、他の比丘が訪れた。その比丘は多聞にして、阿含(āgama)に通じ、法(ダンマ)を持し、律(ヴィナヤ)を持し、論母(マーティカー)を持し、賢明にして練達し、聡智あり、慚あり、悔(クックッチャ)あり、学処(シッカー)を求める者であった。〔その者は問うて言う、〕「友よ、この比丘はいかなる罪過を犯したのか。この比丘は何ゆえに別住しているのか」と。〔彼らは〕こう述べる——「友よ、この罪過(アーパッティ)は知りながら覆い隠されたものである。その罪過に対して別住を与えることは如法(ダンミカ)である。法に従うがゆえに成立する。しかし、友よ、この罪過は知らずして覆い隠されたものである。その罪過に対して別住を与えることは非如法(アダンミカ)である。法に従わぬがゆえに成立しない。友よ、〔この〕一つの罪過については、比丘は摩那埵(マーナッタ)を受くるに値する」と。 さて比丘たちよ、ここに比丘が、二月間覆い隠した二つの僧残(サンガーディセーサ)罪を犯したとせよ。
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不安 vinaya 趣旨一致
ekā āpatti saramānappaṭicchannā, ekā āpatti assaramānappaṭicchannā. So saṅghaṁ tāsaṁ āpattīnaṁ dvemāsappaṭicchannānaṁ dvemāsaparivāsaṁ yācati. Tassa parivasantassa añño bhikkhu āgacchati bahussuto āgatāgamo dhammadharo vinayadharo mātikādharo paṇḍito viyatto medhāvī lajjī kukkuccako sikkhākāmo. ‘kiṁ ayaṁ, āvuso, bhikkhu āpanno? Kissāyaṁ bhikkhu parivasatī’ti? Te evaṁ vadenti— ‘yāyaṁ, āvuso, āpatti saramānappaṭicchannā dhammikaṁ tassā āpattiyā parivāsadānaṁ; dhammattā ruhati. Yā ca khvāyaṁ, āvuso, āpatti assaramānappaṭicchannā, adhammikaṁ tassā āpattiyā parivāsadānaṁ; adhammattā na ruhati.
一つの罪過(āpatti)は、自覚しつつ覆い隠したものであり、もう一つの罪過は、自覚せずに覆い隠したものであった。彼は僧伽(saṅgha)に対して、それら二月間覆い隠したる二つの罪過について、二月間の別住(parivāsa)を請い求めた。 彼が別住を行じている間に、別の比丘が来た。その者は、多聞(bahussuta)にして、聖典(āgama)に通じ、法(dhamma)を保持し、律(vinaya)を保持し、論母(mātikā)を保持し、賢明にして熟達し、智慧あり、慚愧(lajjī)あり、悔恨(kukkuccaka)を知り、学処(sikkhā)を求める者であった。 「友よ、この比丘はいかなる罪過を犯したのか。この比丘はいかなる故に別住を行じているのか」と彼らは問うた。 かれらはかく答えた。――「友よ、自覚しつつ覆い隠したる罪過については、その罪過に対して別住を与えることは法(dhamma)に適い、法に適うが故に癒える(ruhati)。しかるに友よ、自覚せずして覆い隠したる罪過については、その罪過に対して別住を与えることは法に適わず、法に適わざるが故に癒えない」と。
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Ekissā, āvuso, āpattiyā bhikkhu mānattāraho’ti. Idha pana, bhikkhave, bhikkhu dve saṅghādisesā āpattiyo āpajjati dvemāsappaṭicchannāyo; ekā āpatti nibbematikappaṭicchannā, ekā āpatti vematikappaṭicchannā. So saṅghaṁ tāsaṁ āpattīnaṁ dvemāsappaṭicchannānaṁ dvemāsaparivāsaṁ yācati. Tassa parivasantassa añño bhikkhu āgacchati bahussuto āgatāgamo dhammadharo vinayadharo mātikādharo paṇḍito viyatto medhāvī lajjī kukkuccako sikkhākāmo. ‘kiṁ ayaṁ, āvuso, bhikkhu āpanno? Kissāyaṁ bhikkhu parivasatī’ti? Te evaṁ vadenti— ‘yāyaṁ, āvuso, āpatti nibbematikappaṭicchannā, dhammikaṁ tassā āpattiyā parivāsadānaṁ; dhammattā ruhati.
「友よ、ある一つの罪過(āpatti)について、比丘は摩那埵(mānatta)に値する」と。 さて、比丘たちよ、ここにある比丘が、二月間隠覆せられた二つの僧残(saṅghādisesa)の罪過を犯したとする。一つの罪過は疑いなく隠覆せられたものであり、もう一つの罪過は疑念をもって隠覆せられたものである。彼はその二月間隠覆せられた罪過のために、僧伽(saṅgha)に対して二月間の別住(parivāsa)を願い求める。彼が別住を行じているあいだに、別の比丘がやって来る。その者は多聞にして、聖典(āgama)に通達し、法(dhamma)を持し、律(vinaya)を持し、摩夷(mātikā)を持ち、賢明にして有能であり、聡智に富み、慚愧を知り、悔恚(kukkucca)を懐き、学処を欲求する者である。 〔その者は〕「友よ、この比丘はいかなる罪過を犯したのか。この比丘はいかなるゆえに別住を行じているのか」と問う。すると彼らはこのように答える。 「友よ、疑いなく隠覆せられたこの罪過については、その罪過に対して別住を与えることは法(dhamma)にかない、法に従えばこそ、それは成立するのである。
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Tena kho pana samayena te jaṭilā aggiṁ paricaritukāmā na sakkonti kaṭṭhāni phāletuṁ. “nissaṁsayaṁ kho mahāsamaṇassa iddhānubhāvo, yathā mayaṁ na sakkoma kaṭṭhāni phāletun”ti. Atha kho bhagavā uruvelakassapaṁ jaṭilaṁ etadavoca— “phāliyantu, kassapa, kaṭṭhānī”ti. “Phāliyantu, mahāsamaṇā”ti. Sakideva pañca kaṭṭhasatāni phāliyiṁsu. Atha kho uruvelakassapassa jaṭilassa etadahosi— “mahiddhiko kho mahāsamaṇo mahānubhāvo, yatra hi nāma kaṭṭhānipi phāliyissanti, na tveva ca kho arahā yathā ahan”ti. Tena kho pana samayena te jaṭilā aggiṁ paricaritukāmā na sakkonti aggiṁ ujjaletuṁ. “nissaṁsayaṁ kho mahāsamaṇassa iddhānubhāvo, yathā mayaṁ na sakkoma aggiṁ ujjaletun”ti.
そのころ、かの結髪行者(けっぱつぎょうじゃ)たちは火を祀(まつ)ろうとしたが、薪(まき)を割ることができなかった。「疑いなく、大沙門(だいしゃもん)の神通力(じんずうりき)のゆえに、われらは薪を割ることができないのだ」と。 そこで世尊はウルヴェーラ・カッサパ(Uruvelakassapa)なる結髪行者にこう仰せになった。 「カッサパよ、薪を割らせなさい」と。 「大沙門よ、割らせましょう」と。 すると、五百本の薪が一斉に割れた。 そのときウルヴェーラ・カッサパなる結髪行者の心にこのような思いが生じた。 「大沙門は大いなる神通をそなえ、大いなる威力を持つ者である。そうでなければ、薪がこのように割れることなどあろうか。しかしながら、かれは阿羅漢(あらかん)ではない。わがごとくには」と。 そのころ、かの結髪行者たちは火を祀ろうとしたが、火を燃え上がらせることができなかった。「疑いなく、大沙門の神通力のゆえに、われらは火を燃え上がらせることができないのだ」と。
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26. Catumahāpadesakathā Tena kho pana samayena bhikkhūnaṁ kismiñci kismiñci ṭhāne kukkuccaṁ uppajjati— “kiṁ nu kho bhagavatā anuññātaṁ, kiṁ ananuññātan”ti? Bhagavato etamatthaṁ ārocesuṁ. “Yaṁ, bhikkhave, mayā ‘idaṁ na kappatī’ti appaṭikkhittaṁ tañce akappiyaṁ anulometi, kappiyaṁ paṭibāhati, taṁ vo na kappati. Yaṁ, bhikkhave, mayā ‘idaṁ na kappatī’ti appaṭikkhittaṁ tañce kappiyaṁ anulometi, akappiyaṁ paṭibāhati, taṁ vo kappati. Yaṁ, bhikkhave, mayā ‘idaṁ kappatī’ti ananuññātaṁ tañce akappiyaṁ anulometi, kappiyaṁ paṭibāhati, taṁ vo na kappati. Yaṁ, bhikkhave, mayā ‘idaṁ kappatī’ti ananuññātaṁ, tañce kappiyaṁ anulometi, akappiyaṁ paṭibāhati, taṁ vo kappatī”ti. Atha kho bhikkhūnaṁ etadahosi— “kappati nu kho yāvakālikena yāmakālikaṁ, na nu kho kappati?
さてその当時、比丘たちはある所々において疑惑(くkkucca)を生じていた——「いったい世尊によって何が許可され、何が不許可とされているのであろうか」と。かれらは世尊にこの事情を申し上げた。 「比丘たちよ、わたしが『これは許されない(na kappati)』と禁止しなかったことであっても、もしそれが不許可のことに随順し、許可のことを排除するならば、それはあなた方には許されない。比丘たちよ、わたしが『これは許されない』と禁止しなかったことであっても、もしそれが許可のことに随順し、不許可のことを排除するならば、それはあなた方には許される。比丘たちよ、わたしが『これは許される(kappati)』と認許しなかったことであっても、もしそれが不許可のことに随順し、許可のことを排除するならば、それはあなた方には許されない。比丘たちよ、わたしが『これは許される』と認許しなかったことであっても、もしそれが許可のことに随順し、不許可のことを排除するならば、それはあなた方には許される」と。 そこで比丘たちにこのような思いが起こった——「はたして日中薬(yāvakālika)によって時分薬(yāmakālika)は許されるであろうか、それとも許されないのであろうか」と。
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Addasā kho nadīkassapo jaṭilo kesamissaṁ jaṭāmissaṁ khārikājamissaṁ aggihutamissaṁ udake vuyhamāne, disvānassa etadahosi— “mā heva me bhātuno upasaggo ahosī”ti. Jaṭile pāhesi— “gacchatha me bhātaraṁ jānāthā”ti. Sāmañca tīhi jaṭilasatehi saddhiṁ yenāyasmā uruvelakassapo tenupasaṅkami, upasaṅkamitvā āyasmantaṁ uruvelakassapaṁ etadavoca— “idaṁ nu kho, kassapa, seyyo”ti? “Āmāvuso, idaṁ seyyo”ti. Atha kho te jaṭilā kesamissaṁ jaṭāmissaṁ khārikājamissaṁ aggihutamissaṁ udake pavāhetvā yena bhagavā tenupasaṅkamiṁsu, upasaṅkamitvā bhagavato pādesu sirasā nipatitvā bhagavantaṁ etadavocuṁ— “labheyyāma mayaṁ, bhante, bhagavato santike pabbajjaṁ, labheyyāma upasampadan”ti. “Etha bhikkhavo”ti bhagavā avoca—
 さて、ナディー・カッサパ(Nadīkassapa)という結髪行者は、水に流されてゆく髪の毛や、結った髪や、薪かごや、火への供物を目にした。それを見て、彼の心にこのような思いが起こった。「どうか、わが兄弟に難儀なことが起きていなければよいが」と。そこで彼は結髪行者たちに言いつけた。「行って、わが兄弟のことを知らせてもらいなさい」と。そして彼自身も、三百人の結髪行者とともに、尊者ウルヴェーラ・カッサパ(Uruvelakassapa)のもとへと赴いた。赴いて、尊者ウルヴェーラ・カッサパにこのように言った。「カッサパよ、これは、はたして善いことなのでしょうか」と。「友よ、そうです、これは善いことなのです」と〔カッサパは答えた〕。そこでそれらの結髪行者たちは、髪の毛や、結った髪や、薪かごや、火への供物を水に流し去って、世尊(bhagavā)のもとへと赴いた。赴いて、世尊の御足に頭をもって礼拝し、世尊にこのように申し上げた。「尊師(bhante)よ、願わくは、わたくしどもが世尊のもとで出家(pabbajjā)を得られますように、具足戒(upasampadā)を得られますように」と。世尊は仰せられた。「来たれ、比丘(bhikkhu)たちよ」と――
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eko māso jānappaṭicchanno, eko māso ajānappaṭicchanno. So saṅghaṁ dvinnaṁ āpattīnaṁ dvemāsappaṭicchannānaṁ dvemāsaparivāsaṁ yācati. Tassa parivasantassa añño bhikkhu āgacchati bahussuto āgatāgamo dhammadharo vinayadharo mātikādharo paṇḍito viyatto medhāvī lajjī kukkuccako sikkhākāmo. ‘kiṁ ayaṁ, āvuso, bhikkhu āpanno? Kissāyaṁ bhikkhu parivasatī’ti? Te evaṁ vadenti— ‘yvāyaṁ, āvuso, māso jānappaṭicchanno dhammikaṁ tassa māsassa parivāsadānaṁ; dhammattā ruhati. Yo ca khvāyaṁ, āvuso, māso ajānappaṭicchanno adhammikaṁ tassa māsassa parivāsadānaṁ; adhammattā na ruhati.
一月は知りながら覆い隠したもの、一月は知らずに覆い隠したものである。かの比丘(びく)は僧伽(サンガ)に対し、二つの罪(āpatti)を二月ずつ覆い隠したことにより、二月の別住(parivāsa)を願い求めた。かれが別住を行じているとき、また別の比丘がやって来た。その比丘は多聞(bahussuta)にして、聖典(āgama)に通じ、法(dhamma)を持し、律(vinaya)を持し、論母(mātikā)を持し、賢智にして、熟達し、明敏であり、かつ慚愧(lajjā)を知り、悔恚(kukkucca)を抱き、学処(sikkhā)を好む者であった。「友(āvuso)よ、この比丘はいかなる罪を犯したのか。何ゆえにこの比丘は別住を行じているのか」と問うた。かれらはこのように言った。「友よ、知りながら覆い隠したこの一月については、その一月に対して別住を与えることは法(dhamma)にかなっており、法であるがゆえに成立する。しかるに、友よ、知らずして覆い隠したこの一月については、その一月に対して別住を与えることは非法(adhamma)であり、非法であるがゆえに成立しない。
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