業・因果
スッタニパータ
趣旨一致
スッタニパータ 第II品 小品 SNP2.2 偈0
かくわたしは聞いた。
ある時、世尊はサーヴァッティー(舎衛城)のジェータ林、アナータピンディカの園に住しておられた。
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そのとき、かつて世尊の許でともに清浄行を修めたことのある、ティッサという名のバラモンが、世尊のもとに近づき、挨拶を交わして傍らに座った。傍らに座ったティッサ・バラモンは、世尊にこう申し上げた。
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「ゴータマよ、われわれバラモンは、
肉を食べず、生臭きものを断ち、
食前には水に浴み、清浄に食する。
これこそ正しき行いではないか」
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世尊は答えられた。
「穀物も、牛乳も、胡麻の油も、
蜂蜜も、砂糖も、バターも、
そうしたものを貪り食うとも、
それは生臭(āmagandha)にあらず。
肉食をしないというだけでは足りぬ。
殺すこと、傷つけること、縛ること、
盗むこと、偽ること、欺くこと、
学問を誤り用いること——
邪な欲望にとらわれること、
むさぼり、不当に取ること、
正しくないものを奉ずること——
これらこそが生臭にほかならぬ。
肉魚を断つからとて清浄ならず。
粗暴に、怒りに任せて振る舞い、
恥知らずにも他を傷つける——
これらこそが生臭にほかならぬ。
貪りと怒りと、頑なな迷妄、
真理をあやまり見ること、
曲がりくねった考えを抱くこと——
これらこそが生臭にほかならぬ。
罪なき者を傷つけ苦しめ、
借りたものを返そうとせず、
商いにあたって人を欺き、
虚偽をもって語ること——
高慢にして、己れのみを誇り、
他を卑しめ、人を見下す——
これらこそが生臭にほかならぬ。
怒りっぽく、吝嗇で、悪しき欲望を抱き、
施しをせず、自ら慳しみ、
わが利のためにのみ動く者——
これらこそが生臭にほかならぬ