智慧
スッタニパータ
趣旨一致
スッタニパータ 第I品 蛇品 SNP1.5 偈0
# スッタニパータ 第I品 蛇品 第5経 チュンダ経
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かくわたしは聞けり。
ある時、世尊はサーヴァッティーに住みたまえり、祇樹給孤独園に。
その時、鍛冶師の子チュンダは、世尊のもとに近づき、近づいて世尊を礼拝し、傍らに坐した。傍らに坐したチュンダは、世尊にかく申し上げた。
「いかほどの沙門(samaṇa)がおわしますか、世尊よ。どうかわたくしにお説き明かしください。」
〔世尊は説きたまえり〕
「チュンダよ、沙門には四種ある。
第五のものはおらぬ。
わたしの面前で問われたれば
そのことを汝に告げよう。
道を知れる者(maggaññū)あり、
道を説く者(akkhāyī)あり、
道のなかに生きる者(dhammajīvī)あり、
そして道を汚す者(maggadūsī)あり。
問い、疑いを断ち切り
欲望を超え、岩のごとく固く
涅槃(nibbāna)を喜び楽しむ
かかる比丘こそ、沙門の中の勝者(setṭha)なれ。
自らをよく知り
中道(majjhimā paṭipadā)において世を説き
愚かにも正道を侮らず
かかる比丘は第二の者と呼ばれる。
諸々の戒(sīla)を守り
よく統御され、念(sati)を保ち
清らかな行いのうちに生きる者は
第三の者と呼ばれる。
戒(sīla)の姿をまとえど
傲慢にして家を汚し
詐りあり、制御なく、放逸にして
おのが欲のままに語る者——
これぞ道を汚す者(maggadūsī)なれ。
これら四種をよく知りて
在家の者(gihī)はよく弁別せよ。
かかることを見て、信仰(saddhā)ある者は
すべてを礼拝すべきではないと知れ。
火のごとく輝ける道を知れる者を
供養(pūjā)し、礼拝せよ。
そこに法(dhamma)を聞き、涅槃の道を学べ。」