見えないゴール

「面倒なことが山積しています。どうしましょう。」

山積みの「やるべきこと」を前にして、かえって何もできなくなる。この感覚は、現代を生きる多くの人に共通しています。

仏陀の「千品」── 量より質

ダンマパダ第8章「千品」偈100にはこう説かれています。

千の言葉よりも、聞いて心が静まる一つの言葉の方がよい。

千のタスクを一度に処理しようとする心は、千の言葉を同時に話そうとする口と同じです。結果として何も伝わらず、何も進まない。

仏陀が教えるのは「一つに絞る」ということ。千のうちの一つ。その一つに心を込めれば、それだけで千の重荷は軽くなり始めます。

無常が味方になる

縁起の教えによれば、物事は固定されたまま残り続けるのではなく、常に変化しています。今は山のように見えるものも、一つ片づけ、一日が過ぎ、また一つ手をつけるうちに、形を変えていきます。

今日、一番小さな「これだけならできる」という一つだけに手をつけてみてください。