「辞める」という決断の重さ
「仕事を辞めようと思っています。やりたかった仕事のはずなのに、全く自分の考えが取り入れられない。」
AIブッダ 禅に寄せられたこの相談は、現代の働く人の多くが一度は直面する問いです。やりたくて選んだはずなのに、いつの間にか「やらされている」感覚に変わっている。
仏陀の言葉「自分のなすべきことに専念せよ」
ダンマパダ第12章「自己品」偈166にはこうあります。
自分のなすべきことをよく知り、自分のつとめに専念せよ。
この言葉は「今の仕事を続けろ」とも「辞めろ」とも言っていません。問いかけているのは、「あなたにとって『自分のなすべきこと』とは何か」です。
他者の期待、世間の評価、「せっかく入った会社だから」という惰性——それらは「自分のなすべきこと」ではないかもしれません。
静かに書き出す実践
仏教の修行に「止観」があるように、決断にも「静かに観る」時間が必要です。
今日一つだけ、「この仕事を続けることで自分は何を得て、何を失っているか」を紙に書き出してみてください。答えは、書いた言葉の中に宿っているかもしれません。